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VR Sound『 yucatさんからの コメント』

2017年10月12日

 今回 yucat さんの最新アルバム『PARALLEL WORLD Ⅳ〜消滅海底都市〜』の中から
1曲目『ローレライ〜消滅海底都市』とボーナストラック『踊り子ノ晩餐会』をVR MIX させていただきました。

 私としてもこの曲が記念すべき VR MIX の第1作目となりますため、ミックスにはかなりの時間を要しましたし定位感など試行錯誤の連続でした。
その末に生み出したこの作品。さて yucat さんご本人はどのように感じたのでしょうか。
早速 yucat さんからコメントをいただきましたのでご紹介したいと思います。


 

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【VRミックスに挑戦してみようと思った理由】

 新しいモノ好きなのでVR映像もVRゲームもひと通りやってみて、360度の世界をお家で体験済みではあったのですが、それを音楽で、リスナーは新たにヘッドフォンやイヤフォンなどの新たな機材を買う必要もなく、みんながそれぞれいつものスタイルで音楽を楽しみながら360度を体感出来る。好きな場所に持ち歩ける。これは革命的!ぜひyucatの音楽で!と思い、今回VRミックスをしていただくことになりました。

 

【VR ミックスをするとどのように楽曲が変わるのか】

 まず最初に感動したのは、後ろや手前、上や斜めに音があるということ。分かってはいても体感しないとこれは分からないのです。

今までも音をまわしてみたり左右に振ってみたり、平面上で動きを付けてなんとか空間のイメージや臨場感をお伝えしてきたのですが、VRミックスはアトラクションに近いと思いました。

大好きなディズニーリゾートのアトラクションの中で聴いてるような感覚。

最近はそういったショーや映画館のサラウンドシステムで360度を体感出来る場所も増えてきているので馴染みもあると思うのですが、それを家の中や外出中にも持ち歩けちゃう。

 

VRミックスはまさに手軽に楽しめる音楽の体験型アトラクションだと思います。

 

【楽曲の表現として今までのステレオミックスとどう違うのか】

 yucatの曲は特に効果音が多く、効果音だけで100トラック近くある曲もあります。その音たちで楽曲が持つイメージを表現しているのですが、このVRミックスのおかげで更に表現の幅が広がったと確信しています。

曲を作る時、イメージ映像として見えている音を具現化していく作業をいつもしているのですが、音選びだけでなく、音の配置によってより映像が生々しくイメージ出来るようになったと思います。後ろから前に移動することにより浮遊感を演出出来たり、扉の閉まる音なんてまさに目の前で扉が、『わ、閉まった!』ってかなり興奮しました(笑)

私の頭の中で見えていた音や映像を更にリスナーと共有出来るようになったと思います。

 

【他のアーティストに向けての推薦の言葉】

 常に個性を常に変化を常に新鮮さを常に面白さを求められ、それに応えようと必死に音楽作って歌ってきました。

進化と挑戦をテーマにあらゆることをやってきたyucatプロジェクトですが、何より大切にしているのは聴いて下さるお客様と一緒に何か楽しいことしたいなぁ~がスタートであること。

驚きや興奮を与えたい!楽しいことしたい!そんなアーティストの皆さんにこのVRミックスを是非自分の作品で挑戦してみて欲しいです。

お客様の興味が自分の音に向いた時、更にもっとこんな曲作りたいと自分の中にも変化が生まれるかもしれない。そうやってまた新たな音楽シーンが生まれてくるのを期待しています!




【プロフィール】

yucat …ex.RYTHEM(リズム)の加藤有加利によるプロジェクト。

2003年、RYTHEMのYUKAとしてメジャーデビュー。数多くのアニメ・ドラマタイアップ楽曲をリリース。

2011年 解散後、声優の堀江由衣さん、田中理恵さん、Flowerさん、篠崎愛さん、パチンコ牙狼等に楽曲提供をしながらyucatとして歌手活動を再開。

スチームパンク・ゴシックをテーマにダークファンタジーな世界を創造している。現在アルバムを4枚、ベストアルバムを1枚リリース。工場地帯での船上ライブやサンリオピューロランドでのストーリー仕立てライブ等、唯一無二なワンマンライブを定期的に開催中!

 

yucat official HP

http://www.yucat1031.com/


 


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